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最近のアートマーケット情報

アートマーケットの最高記録

アートは深い知識と本能的な直感を要するものである。グローバルマーケットにおいてオークションで美術作品を購入するということは、とりわけそうだと言えよう。

アートバーゼル/ UBS美術市場レポートの著者であるClare McAndrew氏は、次のように述べている。世界規模での美術品売上高は2017年637億ドル(約7兆円)となった。(前年比12%増。2014年の682億ドルには及ばず。)このうち285億ドル(約3兆円)はオークションでの美術作品の販売、特に戦後/現代アート、および近代アートの売り上げによって生み出されたものであり、マーケットのほぼ4分の3を占めている。続く印象派は距離をあけてマーケットシェア17%、オールドマスターはわずか10%であった。オールドマスターの売り上げ9億7,700万ドルのほぼ半分は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「サルバトール・ムンディ」単独の売り上げによるものであり、昨年のクリスティーズで4億5,000万ドル(約500億円)という記録的な数字を上げた。ピーター・ドイグのような現存作家の作品も買い手から反響を得ている。価格に関して言えばアートマーケットは100万ドル(約1億円)以上の作品の売却によって動かされる極端な市場である。取引の1%未満であるにもかかわらず、マーケット全体の収益の大部分を占めているのだ。オークションで扱われる作品の3分の1は1,000ドル(約10万円)未満で売却されており、市場価値のちょうど0.3%に当たる。(「Robb Report, August 2018」より)

全世界で7兆円の市場規模を持てるアートマーケットも日本国内で見れば、2,000億円市場しかない。世界に対して3.5%しかないマーケットである。その内訳も国内の百貨店規模が685億円、画廊取引が726億円、国内のオークション133億円、輸出入に関してはたった100億円しかない弱小マーケットである。では、どこの国が大きなマーケットかと言うと、米国40%、イギリス21%、中国20%、フランス7%という市場構成である。つまりバブル以降、日本は世界のアートマーケットからもすでに見放された弱小デフレ市場である。

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